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【電子マネー】全国のオークワで電子マネー導入

【ニュースからみるマーケティング事例研究】

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2016年2月、全国のオークワで電子マネーが導入されるというニュースリリースが発表されました。

オークワ全店で電子マネー決済サービスを開始:クレジットカードの三井住友VISAカード

今回導入される電子マネーは交通系電子マネー各種・楽天Edy・iD・PiTaPaの4種類。オークワは関西方面で展開しているスーパーなので、関西方面出身の著者にはうれしいニュースでした。

しかし…著者の住んでいる地域のオークワは6月現在、電子マネー未対応。計画では5月末導入予定でしたので、ずれ込んでいますね。期待して待ちます。

ユーザー視点では、電子マネーやクレジットカードが導入されるのは利便性が向上されるので良いニュースですが、各レジに電子マネーリーダーを導入するだけでも相当なコストのはず。何故電子マネーを導入する動きになっているのでしょうか。

顧客の利便性を追求する

当然、今回のオークワのような新システム導入にはコストがかかります。かけたコストの回収が見込めるからこそ導入するはずですよね。特にオークワに限らず、スーパーの多くは【エブリデー・ロー・プライス】を掲げています。これは文字通り、価格変更などは基本的に行わず、常に低価格で商品を提供する方法です。そして常に低価格実現のためには、常にローコストな仕入れ・流通・販売を行う必要があります。

とはいえ、これらの手法はあくまでも【顧客に来てもらうため】というところを忘れてはいけませんよね。顧客がず、売り上げが上がらないことには、大量仕入れ・大量販売のエブリデー・ロー・プライス維持することもできません。顧客が何を求めているのかというリサーチは当然行われますが、決済方法などの利便性も売り上げアップにとって必要不可欠なことなのです。

特に電子マネーをすでに導入済みで、自社電子マネーも用意しているイオンやイトーヨーカドー・ユニーなどに対抗するには、発行枚数の多い交通系電子マネー・iD・楽天Edyを導入することが、顧客の利便性を追求するうえでも、オークワにとっても都合がよかったのかもしれません。

ちなみに、オークワでも独自電子マネーを開始していますが、現金チャージのみでレジでしかチャージできない仕様な様子です。ですが、既存のオークワのポイント制度の延長のような仕組みなので、面白い仕組みになるかもしれません。

まとめ

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・顧客の利便性を追求することで、自社を選んでもらいやすくなる

個人的にはオークワの電子マネー導入が待ち遠しいです。オークワには現金キャッシュバックというパワフルなポイント制度もりますので、さらにお得になりそうです。