マーケティングは音楽業界にも使われている
マーケティングの考え方は、音楽業界・アニメ業界・ゲーム業界など、私たちに身近なところでも応用されています。【STP】や【イノベーション】はその代表例です。
【STP】で戦う場所を特定する
例えば、私がとてもベースが上手で、「アメリカ西海岸系のロックをバンドを組んで演奏したい!そしてそれをみんなに聞いてもらいたい!ビッグになるぞ!」という夢を追いかけているバンドマンだとします。
西海岸系・ロックというキーワードのバンドは、世の中に沢山あります。その中から、技術と広告と運で有名にならないといけません。多くの大人は、「やめておきなさい」というでしょう。夢を追いかけ、あきらめていく人の数を知っているからです。
音楽・アニメ・マンガ・ゲームなども新商品開発の現場です。マーケティングをしないで、売れ続けるわけがありません。どの業界においても【STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)】を行う必要があるのです。
ロックというジャンルをセグメンテーション(細分化)し、ターゲティング(標的となる顧客の設定)を行い、ポジショニング(市場内での立ち位置)を決定し、市場にあった新曲を世の中に出す必要があります。新曲が出来上がれば、広告の出番です。SNSや動画サイト、iTunesを活用して、容易に世界中から自分たちの音楽を見てもらえる環境を作ります。新商品開発の流れそのままですね。夢を叶えるためには、こういった戦略も使わないといけません。それこそ、何が何でも売るためには必須です。
【破壊的イノベーション】を作品に起こす
【破壊的イノベーション】とは、今ある産業や既存製品の価値を否定してしまうようなインパクトのある新技術や新商品のこと。音楽などのクリエイティブな世界でも、この考え方は応用されています。
1枚目のアルバムと2枚目のアルバムでバンドのイメージがまったく違う…という作品も多いのではないでしょうか。今まで作り上げてきた自分たちの音楽を破壊し、新しい音楽を作り上げる。過去の作品を否定することではなく、新しいことへのチャレンジとも言い換えることができるかもしれません。
当然、今までと異なるものを提供するので、新しくつくるものはいままで以上にいいものでないとファンはどこかに行ってしまいます。ですが、今まで通りのものを提供していてもファンは飽きて新しいものに流れます。クリエイターならイノベーター(革新者)でありましょう。
まとめ
・意外なところでもマーケティングは応用されている
・音楽業界など、クリエイティブな業界でイノベーションが必要になる
・どちらにせよファンが減るなら、イノベーターでありつづけよう
夢を叶えるにも戦略が必要…なんだか世知辛い気もします。とはいえ、叶えるための夢ですから、手段を択ばずに戦略使って必死にやり遂げるべきでしょう。そこはビジネスと何も違いはないことだと思います。