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顧客を中心に製品・価格・流通・プロモーションを考える

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マーケティングは様々な手法で構成されており、その多様な手法を4つに分類する概念があります。その4つとは【製品・価格・流通・プロモーション】であり、これらの英語の頭文字をとって4Pと言われています。

4Pで検討すること

マーケティング活動を行ううえで、4Pのそれぞれについて検討する必要が出てきます。

・製品(Product)…市場の要望や欲求をくみ取り、形にする

・価格(Price)…市場で受け入れてもらえる価格を付ける

・流通(Place)…適切な流通で消費者の手元に届ける

・プロモーション(Promotion)…適切な販売促進などで製品をアピールする

このように、4Pはマーケティングの一連流れの中で欠かせない要素です。顧客を思考の中心において、この4Pを熟慮することが、マーケティングの前提となっています。

サービスは4Pに参加者・環境・サービスプロセスが追加

商材が無形であるサービスは、さらに検討するべき要素が3つ増えます。

・参加者(Participants)サービスを提供する人・受ける人・その他のスタッフなど

・物理的環境・物理的証拠(Physical evidence)サービスを提供する場所・環境

・サービスのプロセス(Process of service assembly)…サービスの手順教育制度や報酬制度・資材の納品・管理方法など

有形財とは異なり、無形のサービスの価値を判断するには、従業員のサービスや店舗環境・サービス環境、サービスを提供する流れなどの要素が増えます。これら直接目に見えないものや環境も加味して。合計7Pを検討する必要があります。

サービスとモノの違いは何だろう - Marketing Weblog

まとめ

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・マーケティングの手法を4つに分類する概念が4P

・無経であるサービスはさらに3つの要素が増えて7Pになる

・顧客を思考の中心において、7つの要素を熟慮する

4Pは1961年に提唱された概念ですが、今でも顧客を中心に置くという発想はマーケティングの前提となっています。古い考え方というよりも、古くから洗練されてきた概念と捉えるべきでしょう。