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ニーズ・ウォンツ・ディマンズを把握する

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マーケティングを行ううえで、顧客となる消費者が求めているものを把握する必要があります。闇雲に高性能の商品を作っても、売れるとは限らないからです。顧客のニーズ・ウォンツ・ディマンズを把握しましょう。

まず第一に顧客を知る

「超高性能な肩たたき機を発明しました。肩たたきしながら外出できるように小型化し、服の下につけても目立たないようにしています。」

例えばこういう商品があったとして、顧客にとってこの超高性能肩たたき機を購入してくれるでしょうか。もちろん調査はしていませんので絶対とは言えませんが、きっと外出先で肩たたきできる機会が必要な人は少ないように感じます。

顧客にとって価値あるものというのは価格とベネフィットで決まります。ターゲットの顧客に商品の価値を感じてもらえなければ、商品が売れることはありません。顧客が何を考え、何に悩み、何を望み、何に喜び、何を不安に感じているのかを把握し、期待に応えるモノ・サービスを提供し続けることが必要です。

ニーズ・ウォンツ・ディマンズ

顧客の求めているものを調査するときにおさえておきたいのが、顧客の【ニーズ・ウォンツ・ディマンズ】です。ニーズとは、顧客が満たされていない状況において、何かで満たしたいという欲求で、肩たたき機の例でいえば、肩のコリをほぐしたいという欲求です。続いてウォンツはニーズからさらに具体的になった思いのことで、「肩たたき機でコリをほぐしたい」、「手もみマッサージでコリをとりたい」や、「温泉に入りたい」など、具体的なもので解消したいと思う気持ちのことです。

ディマンズは顧客がほしいと感じたモノやサービスを購入するだけの資金的余裕のある状態のことです。いくら温泉に行ってコリをほぐしたいと思っても、資金に余裕が無ければ行動に移すことができません。つまり、顧客のニーズを把握すると同時に、購買力も把握をしておかないと、サービスがあっても「高くて買えない」という状況になってしまいます。折角高機能の肩たたき機を作っても、購買力が無ければ、普通の肩たたき機に顧客が流れてしまうのです。

まとめ

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・顧客を知ることからマーケティングは始まる

・ニーズは顧客が満たされず、求めているもの・欲求のこと

・ウォンツは欲求を叶えるための具体的な行動・方法のこと

・ディマンズは商品購入のための資金的余裕のこと

マーケティングは商品を売るための技術ではなく、勝手に売れるようにするのがゴールと言われています。それは間違いなく難しいことで、顧客が必要としていることを知らなければ、勝手に売れるものを作ることは難しいでしょう。顧客を知り、顧客の求めているものを提供し続けられることが重要です。