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4つの要素をクロスさせ、戦略を生み出す

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自社を4つの要素で分析する【SWOT分析】を行ったら、分析結果をもとに、対策を考えないといけません。SWOT分析で検討した自社の「強み・弱み」、「機会・脅威」から対策を導き出す手法を【クロスSWOT分析】と言います。

自社を内部・外部から分析する - Marketing Weblog

内部環境と外部環境の要因を掛け合わせる

【クロスSWOT分析】では、自社の内部環境での「強み・弱み」と、外部環境での「機会・脅威」を掛け合わせることで、4つの戦略の内容が見えてきます。

【強み×機会】

自社の強みを活かし、事業の機会を積極的に取り入れていく【積極的攻勢戦略】

【強み×脅威】

自社の強みを活かし、脅威に対する差別化を計る【差別化戦略】

【弱み×機会】

自社の弱みを改善しながら、機会を活かせるように取り組む【段階的施策戦略(弱点強化戦略】

【弱み×脅威】

弱み・脅威に対し、守りを固めるか、撤退するかを検討する【専守防衛・撤退戦略】

例えば【弱み・脅威】であれば、競合他社の脅威を受けて、規模を縮小する・市場からの撤退をするといった対策をとることができます。これはSWOT分析同様、会社だけに限った分析ではなく、ブログや不動産などにも活用ができます。不動産であれば、【強み×脅威】の分析をすることで、その物件・土地の強みを活かしたり、内装を刷新することで競合物件と差別化を計る…という対策も一般的に行われています。

しかし、これらの対策は【しっかりとしたSWOT分析が前提】です。客観的に見て自社の武器になる点、弱みなどを検討していきましょう。

まとめ

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・SWOT分析の4つの要素を掛け合わせる【クロスSWOT分析】で対策を練る

・会社・店舗・WEBサイト・ブログ・不動産など、様々なものに対してこの分析は有効である

競合の参入状況など、毎日市場動向は変化しています。定期的にSWOT分析を行って、市場の脅威に備えましょう。