自社と製品の将来を見極める
製品が持つ寿命ともいえる【プロダクト・ライフサイクル】の考え方では、商品が【導入期・成長期・成熟期・衰退期】のどの時期にあるかによって、マーケティングの方向性も変わります。そして、商品が成熟期・衰退期を迎えたときに、次の一手を用意しておかないと、商品と一緒に自社の事業も衰退していってしまうのです。
商品のライフサイクルは4段階 - Marketing Weblog
市場の状況によって対応が違う
市場の状況によっては、イノベーションを起こして市場を刺激する必要もでてきます。しかし、現在成長中の市場で「とりあえずイノベーション」しても効果は薄いでしょう。市場の状況に応じて対応法を変えていきます。
・衰退するのが目に見えてわかっている市場
市場はどんどん衰退して売り上げが下がります。イノベーションを起こして市場を活性化させるマーケティング活動を行ったり、撤退も視野に入れておきます。
・市場活性化が必要な市場
別に不満はないが、爆発力の無い市場に、インパクトのある新商品を投入して活性化を図る。
・どんどん成長する市場
発展途上国などの市場がどんどん大きくなる見込みの市場では、市場シェアを広げるためのマーケティングと商品開発が必要。
【製品の寿命】と【市場の寿命】は別物ですので、分けて考える必要があります。新商品は市場が無ければ売れませんので、市場の状況を注視しておきましょう。製品が成熟期に入った(売り上げのピークを迎えた)ときに、市場がどういった状況なのかをよく把握して、数年後の市場の状況にあわせた商品開発が必要となります。
まとめ
・製品には寿命があり、成熟期を迎えたときには、次の一手を用意する必要がある
・市場の状況を把握し、数年後の市場の状況に見合ったマーケティングが必要となる
市場と製品の将来を見つめて、時代の流れに適した【一手】を研究していきましょう。