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自社のサービスをどう顧客に届けるか

 

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今すでにあるサービス・物を売るためには、その商品にあわせた販売方法を検討する必要があります。マーケティングというとどうしても広告が一番最初に頭によぎりますが、マーケティングの定義を確認すると、売る技術というよりむしろ【自然に売れていくものを作る】ための技術といえます。すでにある商品に対しても、それを求めている人に届くようなマーケティング活動を行っていきます。

顧客のニーズに応じた戦略

現代では万人を相手に売れる商品を作るのは非常に難しく、万人が使うであろう生活必需品は飽和状態です。売りたい商品にあわせて戦略を変えていく必要があります。

1,マス・マーケティング

大量の商品を大量に売るときに用いられる。万人を相手にマーケティングを仕掛ける。

2,セグメント・マーケティング

現代の主流。自社に最適な顧客層を選んでサービス・物を届ける。

3,ニッチ・マーケティング

大企業が相手にしない小規模市場や隙間市場を狙うことで、自社のシェアを伸ばす。

4,ミクロ・マーケティング

地域・個人を対象に働きかけるマーケティング。ダイレクト・マーケティングやワン・トゥ・ワンマーケティングが代表的

自社サービスの狙いとターゲットにあわせたマーケティングを実施しましょう。

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インターネットを活用して顧客層を探る

小売り業でよく使われる手法で、自社の製品を求めている人を特定する目的で【フラッシュ・マーケティング】を活用するという手もあります。

フラッシュ・マーケティングとは、短期間・短時間で商品・サービスを売る方法で、インターネットのリアルタイム情報シェアの特徴を利用した販売法です。代表的なものは共同購入やインターネットモールで、共同でチケット・クーポンを購入するポンパレや楽天市場の楽天スーパーセールなどです。時間や数量を制限してセールを行い、セールの残り時間や在庫数がカウントダウンされていくので、顧客に焦燥感を募らせます。

同じ理屈ですが、テレビショッピング・ラジオショッピングの「限定〇〇台!さぁらぁに!今お申込みの方にはオプションがこれだけついてきます!」といった販売法も焦燥感を募らせることで短時間で大量販売を実現しています。

購入してくれた人から市場を想定する

フラッシュ・マーケティングで得られた顧客情報が次の販売戦略の礎になります。性別・年齢・地域など、販売時にわかる情報から次の商品開発の参考にできるほか、アンケート入力を依頼したり、SNSへのシェアを依頼することもできるでしょう。企業倫理的に問題がない手法で情報を集め、商品開発に利用しましょう。

こういった購入情報を含め、近年では個人情報の流出などの事件が頻発していますので、個人情報の取扱いは厳重に行う必要があります。

まとめ

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・すでにある商品を売るための戦略を商品にあわせて選ぶ必要がある

・一昔前はマス・マーケティング、現在ではセグメント・マーケティングが主流

・フラッシュ・マーケティングを活用して商品ニーズを調査する

フラッシュ・マーケティングにしろ、広告にしろ、コストはかかります。コストをかける以上、広告だけ選択肢と思い込まないようにしましょう。