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市場シェアの7つの目標値

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1940年代に、当時軍事シュミレーションとして提案された【クープマンモデル】は、マーケティングに応用されるようになりました。

現代では、市場シェアにおける7つの目標数値として整理され活用されています。

 

【弱者の戦略】と【強者の戦略】 - Marketing Weblog

 

市場シェアの7つの目標値

自社のモノ・サービスにおける市場のシェアと、下記の目標値を照らし合わせることで自社の立ち位置を確認することができます。

・独占的市場シェア…73.9%

市場を絶対的に支配しているシェア。【強者の戦略】でこの地位を保持する。

・相対的安定市場シェア…41.7%

複数の企業でシェアを争ってはいるが、トップの座は安定的な位置。

・市場影響シェア…26.1%

トップではあるが、逆転される可能背が高い状態。2位以下ならトップも狙える位置。

・並列的競争シェア…19.3%

数社で市場シェアを分け合い、安定的なトップがいない状態

・市場認知シェア…10.9%

消費者がその企業のことを思い出せる程度のシェア。競合他社はすでに認知している。

・市場存在シェア…6.8%

市場でなんとか存在している程度のシェア。消費者も忘れがちな認知度。

・市場橋頭堡シェア…2.8%

橋頭堡(きょうとうほ)とは、橋を支える足のことで、まだ足がかりが出来たばかりの企業。【弱者の戦略】はここから始まる。

市場における自社のモノ・サービスのシェアを把握して、それぞれの目標値に応じた戦略をとることが必要です。

まとめ

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・クープマンモデルによって、市場シェアの目標値が整理された

・自社の既存の市場シェアと、次に狙うべき目標値に応じて戦略も変化する

自社が市場においてどれだけのシェアがあるのかによって、取るべき戦略も変わります。市場シェアの計り方に応じて、様々な視点で自社の立ち位置を研究するのもよいでしょう。