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USPの三大原則はインターネット時代でも変わらない

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1961年に提唱された【ユニーク・セリング・プロポジション(USP)】は、現代のインターネット広告でも通用する普遍的な概念と言われています。USPでは広告における三大原則を提言しています。

USPの三大原則

USPでは広告における三大原則として、下記を提言しています。

1,頻繁に広告表現を変更すると、浸透度という点で広告を辞めるのと同じぐらいの悪影響がでる

2,卓越したキャンペーンでも、頻繁に内容変更していては、それよりも劣るキャンペーンを継続的に実施している企業に後れをとる可能性がある

3,卓越したキャンペーンは商品が流行遅れにならない限り古びることは無い

テレビCMを見ていると、登場人物やメインストーリーが変わらないCMをよく見かけます。美宝堂の社長のCMやSoftbankの白い犬のお父さん一家、auの3人の英雄など、CMの内容でどこの企業かわかるということもしばしばあります。これは、USPの原則に則ったものなんですね。

さらに、上記原則を前提として、三大定義が打ち出されました。

1,製品のメリットを顧客に提案する

2,広告は競合他社が真似できない内容にする

3,提案は新規顧客をはじめ多くの人々を引き寄せる内容にする

広告は製品メリットを提案できるものであること、他社が真似できないものであること、広告は多くの人を引き寄せる内容であることが必要であるとされ、これら原則と定義はインターネット主流の現代でも通用する概念といわれています。

まとめ

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・USPは現代のインターネット広告でも通用する普遍的な概念

・USPの三大原則を頭に入れて、テレビ・ラジオCMをみてみると、新しい発見がある

・広告は三大定義に則った内容を意識する

商品と顧客をつなぐ広告は、日進月歩で進化しています。しかし、広告の役割や原則・定義、いわゆる【本質】は普遍的なものです。本質を忘れずに広告を考えていく必要があります。